HANAGA beef
はなが牛
友人や家族…大切な人に、おいしい肉を食べて欲しい。
そんな思いから生まれたのが「はなが牛」です。
熟成肉である「はなが牛」
心を込めて育てた自慢の「はなが牛」で、お客様に満足していただきたい。
効率優先のやり方ではなく、ただおいしさを求めたら熟成という答えにたどり着きました。
長年の経験に基づき、温度管理の行き届いた冷蔵庫にて熟成。肉の香り、赤身の旨みをじっくりと引き出していく。そして、導き出されたベストタイミングで、お客様に提供します。
手間ひまをかけたものはおいしい。だから一切の妥協を許さず、真面目に肉と向き合う。それが、「はなが牛」を扱う肉屋のプライドです。
はなが牛の特徴
ゆうぼくで提供する「はなが牛」の特徴
- 約1か月寝かせた熟成肉である。
- 赤身のヘルシー肉である。
- 肉の臭みがなく、肉そのものに味(旨み)がある。
- 1頭仕入のため、様々な希少部位を楽しめる。
(Lボーンステーキ、ザブトン、ミスジ、イチボ、カイノミ等々) - 肥育期間中の餌に成長促進剤・抗生物質を使わない。(モネンシンフリー)
- 地元で収穫できる餌を積極的に給餌する。
(お米、稲わら、麦わら)
はなが牛の美味しさの秘密
赤身と脂身のバランス
「サシが強いお肉=美味しいお肉」が一般的な常識となっていますが、当社は農家でもあり、肉屋でもあるからこそ、「適度なサシと赤身のバランス=美味しいお肉」と自負しています。
農家として、肉屋として、飲食店としてプライドと自信を持ってこだわり抜いたのがこの「はなが牛」です。
また、赤身のヘルシー肉であることでより熟成しやすいことも、より旨みを引き出しています。
お肉の味を最大限に引き出す『熟成』
今では一般的になりましたが、ゆうぼくでは昔から、約1か月丁寧に熟成させています。
初めて熟成肉にたどり着いたのは本当に偶然でしたが、この熟練の商売人たちが経験的に得て実行してきた「美味しさの工夫」を、私たちも変わらず実施しています。
「肉の旨みが強い」なんて、嬉しい言葉をいただけるのもこの熟成がポイントです。
自社牧場で自社ブレンドの餌を食べ、のびのび育った牛たち
牛肉の味は育った環境や食べる餌で大きく変わります。
スペースを広めにし、ゆったりと育てる事、そして、試行錯誤を何度も繰り返し導き出した自社独自のブレンド飼料を与える事。
一見効率が悪いように思うような取組があって、本当に美味しいお肉になります。
これからのはなが牛をもっと美味しく、みんなの元へ
ゆうぼくでは、大切に育てたはなが牛をどうすればもっと美味しくお客様にお届けできるかを常に考えています。
ドライエイジングの熟成やF1クロスの生産・肥育を始めたこともその想いを実行したうちの一つです。
すべてはゆうぼくと関わってくださる全ての人の「感動・貢献・ゆたかさ」のために。
これからも、「ゆうぼくらしい」と言われるような取組を続けていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ドライエイジング
ドライエイジングとは無害の白カビの力でたんぱく質を分解させ、旨味に変えていく熟成方法です。温度・湿度管理された空気中に肉を置くことで、カビの力で肉を熟成させていきます。
その名の通り表面はカラカラに乾燥し、中のお肉は柔らかく濃厚な味に仕上がります。ナッツのような特有の強い香りがあるのが特徴です。
ゆうぼくで扱うはなが牛はこれまで「ウェットエイジング」の熟成肉でした
味に関しては、正直これまでの「はなが牛」とは全く別物です。好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、是非試していただきたいです。
通常のはなが牛はご飯に合う美味しいお肉で、発酵熟成肉はお酒(ワイン)に合う大人な味といったところでしょうか。
手間暇をかけて、はなが牛の持っている旨みを最大限に引き出しています。
F1クロスの生産・肥育
聞きなれない「F1クロス」というのは、少し特殊な「4分の3和牛」というスリー・クォーターの牛なんです。
ほとんど和牛だけど、和牛ではないF1クロス。より美味しいお肉をお求めやすく…という想いからこの取り組みを始めました。
そして、これまでゆうぼくの牧場では酪農家さんで生まれた赤ちゃん(仔牛)を引き取るのが通常なのですが、F1クロスをスタートしたことで、牧場内での出産が実現しました。(本当に感動しました。)
一般市場で流通する牛は、和牛、交雑種(和牛と乳用種のハーフ)、国産牛(乳用種)がメインですが、このF1クロスはその市場にないクォーター牛です。なんだかカッコいいですけど、市場に流通していない分、未知な領域なんです。
私達が出産に立ち会い、そして大切に育て、みなさんに美味しく食べていただく。
その全てのシーンに立ち会える事に喜びを感じると同時に大きな責任を感じます。
まだまだ時間はかかりますが、数年後を楽しみに待っていてください。
雄ジャージー牛の肥育
乳用種としては価値が高いジャージーの雌牛ですが、雄牛は大きくなりづらいという理由で市場での価値は非常に低く、仔牛の段階で価値がほとんどない肉牛として処分されてしまいます。
同じ「命」なのに、こんな悲しいことはありません。
そんなジャージー種の価値を高めるため、ゆうぼくの牧場では雄牛を大きくなるまでしっかり育て上げています。
大きくなりづらい牛ですが、濃厚で本当に美味しいお肉になります。生まれてきた「命」に少しでも高い価値をつけること。そんな取組も実践しています。
はなが牛の安心・安全への取組
自社運営の牧場で大切に
私たちの事業の始まりは牧場でした。
その後、販売・加工していくようになり、レストランを運営し、今ではオンラインショップでも購入いただけるようになっています。
自分たちの大切に育てたはなが牛だからこそ、自信とプライドと責任を持って、ただお客様の喜ぶ顔を思って提供できることの、なんと喜ばしく誇らしいことか。
これは、販売する側になって初めて分かったことでした。
私たちの牧場で大切に、愛情込めて育てたはなが牛たちを、自信を持って皆様の元へお届けします。
西予市の地元産・自家配合の飼料
一般的な牧場の牛の餌は飼料メーカーが配合しています。しかし、その餌には抗生物質等(モネンシン)が含まれていることが多く、不安が拭えません。
そういった背景からゆうぼくの牧場では餌の自家配合に取り組んでいます。
※『モネンシン』は、EUで使用が禁止されている飼料添加物です
必要と思ったものを残していった結果が、食の安心へと繋がりました。
ゆうぼくの売店では、実際にはなが牛の食べている餌を展示しており触っていただくこと等も可能です。複数の種類を丁寧に混ぜ合わせて、話し合い認めたものしか使用していません。
今は地元西予市産の飼料米や稲わら・麦わらを積極的に給餌しています。
くわしくは牧場ページにてご確認ください。
成長促進剤を使わずのんびり自然に
早く育てた方が早く売れるから、成長促進剤を使っている牧場も沢山あるのが畜産現場の現状です。
国産牛(ホルスタイン去勢)はほとんどの農場で成長促進剤(モネンシン)が使用されています。私たちは数少ない少数派です。
その理由は、とにかく自分たちが自信を持って勧められる商品でお客様の喜ぶ顔が見たいということ。ただただそこを追求しています。
私たちが販売者でもあることも、関係しているかもしれませんね。
ゆっくり、のびのび育てた方が安心で美味しい肉ができるという、当たり前のことを丁寧に続けることがゆうぼくの姿勢です。
経験・感覚+データで見えること
長年の経験や、それに基づいた考え・感覚はなくてはなりませんし、牛を育てるうえでとても大切なものです。でも、命を相手に本当にそれだけでいいのかと思い始めました。
きっかけは大切に育てている子牛たちが病に倒れることが続いたこと。色々なことを試してもダメでしたが、記録に残し、データ化し、1頭1頭の情報を共有して管理していくこと、原因が分かり改善することが出来ました。
今では社内のコミュニケーションをはじめ、牛の肥育管理においてデータを積極的に活用し、運営しています。